
第2回全統共通テスト模試 講評
教科別偏差値
- 英語(リーディング): 64.4
- 英語(リスニング): 64.3
- 英語(合計): 65.4
- 数学Ⅰ・A: 56.0
- 数学②: 56.8
- 数学(合計): 56.4
- 国語: 66.8
- 物理基礎: 59.7
- 化学基礎: 60.0
- 日本史B: 71.5
- 倫理: 57.5
- 情報Ⅰ: 54.4
総合偏差値
- 英数国総合: 62.5
- 国立文系6教科8科目: 65.5
- 文系: 67.6
全て予定通り。指示をしっかり守って、戦略的に学習を進めた成果がはっきりと現れている。
前回比較
国語:前回偏差値57.8 → 今回66.8(+9.0ポイント上昇)
これが今回最大の成果だね。前回の講評で書いたように現代文の強化を予定通り行えた。国語が現状一番二次試験の過去問演習でも得点出来るようになってるよね。
授業で解き方が入ったことで、現代文の読み違いがなくなった。前回はミスがあったけれど、今回は完全に克服している。
古文常識の厚みも付いた。
和歌は今回出題されなかったけれど、夏に3回回して訳出のパターンを掴んだ成果は、古文全体の理解度向上につながっている。
古文と漢文で稼ぐスタイルから、現代文も安定して取れるようになった。これは名古屋大学の国語400点という配点を考えると、非常に大きなアドバンテージだよ。
日本史:前回偏差値63.7 → 今回71.5(+7.8ポイント上昇)
現時点で既に過去問演習段階に入っているのが大きい。
この時期は、日本史で崩れたバランスを戻していた時期だしね。日本史はかなり過去問も対応出来るようになってきてるから。だいたい50%位の得点率になると過去問演習は効率が良くなってくるから、良い形に持ち込めているよ。
今回の出題範囲は、授業のペースが速くなる以前の部分だから、しっかり準備できていた範囲だね。6月に学校の進度が速すぎて大量に時間を使っていた部分が、今回しっかり得点に結びついている。
課題は授業が早くなってからの範囲、つまり明治以降だけれど、今はかなり厚みが付いてきた。9月に明治以降を詰めて、また過去問演習に入る予定で進めよう。
71.5という偏差値は、共通テストレベルとしては十分な水準だ。共通テストレベルと二次・私大で要求されるレベルが違うからね。
英語、国語は同志社もこの時点で合格ラインは越えているから日本史をどれだけ安定させるかだよね。9月は日本史を大目にやるのは変えずにいこう。
英語:前回偏差値68.5 → 今回65.4(-3.1ポイント)
問題なし。共通テスト演習が増えたら対応出来るけど、配点を考えると伸び代がある二次対策に振ると言う方針をしっかり守れたからね。正直、共通テスト模試、次回も流していいよ。どうでもいい。笑
二次試験と私大対策の方が遥かに重要だからね。
夏に二次対策を優先するため、文法・語彙・イディオム・構文を徹底的に固めた。プラチカで準動詞を完全に終わらせ、ネクステージやスクランブルハイグレードも終わらせた。その結果、名大オープンで十分勝負できるレベルまで到達している。
共通テストの演習をそれほどやっていなかったから、少し鈍った面があるけれど、これは演習すればよいだけ。点数を取りに行くのは最後の共通テストプレだけで十分だからね。
学校の授業は二次レベルに対応できるものではない。だからこそ、夏に二次の準備をしてきた。予定通り。
数学:前回偏差値52.3 → 今回56.4(+4.1ポイント上昇)
ミスがなかったのは良かった。ケアレスミスで読み落としがあったけれど、学校で演習が増えていくことを考えるとこれで良い。
学校の授業だけで維持という方針で十分。二次の数学が難しすぎるから、二次の英語・国語でできるだけ取っていく方針をしっかり理解して進められた。指示をしっかり守ってくれた。
数学の時間を増やしても配点は英語の半分、国語の半分でとれるかどうかはわからない。
やったら伸びるところに時間を使わないとね。共通テストで伸ばせるところはもうそんなにないから。数学は学校の演習で十分。迷う時は、一秒でも早く合格最低点と言う事を意識だね。
その他科目
- 化学基礎: 前回57.5 → 今回60.0(+2.5)
- 情報: 前回52.9 → 今回54.4(+1.5)
- 物理基礎: 前回60.4 → 今回59.7(-0.7)
- 倫理: 前回61.7 → 今回57.5(-4.2)
倫理は二次レベル準備を優先した結果だね。共通テスト対策をやればもっと取れたけれど、それをすると二次試験対策に時間を回せなくなる。とりあえず、全範囲終了ということは前回の模試で実行出来た。
学校が演習中心になったときに、またサブノートをやればいい。
予定通りだよ。
指示を守れたのは大きい
今回の結果で最も評価すべきは、Cさんが戦略を完璧に理解し、実行したことだね。やっと話を聞けるようになったよ。笑
夏の選択:
- 共通テスト対策をやればもっと取れた
- しかし、それをすると二次のレベルに追いつかない
- だから二次対策を優先した
1秒でも早く合格最低点にと言う事をしっかり理解し、計画を守ってくれた。
名古屋大学は二次試験が1,200点、共通テストが950点。英語400点、国語400点という配点を考えれば、二次の英語・国語で稼ぐ戦略は完全に正しい。もう、共通テストで伸ばせるところは限られているんだからね。既に全範囲を終了させて、演習に入っている。
そして今、その準備が整いつつある。名大オープンで英語・国語は十分勝負できるところまできた。
安定して勉強出来たのは睡眠時間
安定して勉強できたのは、睡眠時間を確保出来た事。7月は406分でちょっと少なかったけどね。この時期からは夏バテが来る人もいるから、疲れたらしっかり休もうね。
計画を守る力があるCさんだから、9月以降も大丈夫だと思うけれど、絶対に睡眠時間は確保しよう。
体調を崩すことが一番の心配だからね。この時期に体調を崩すと、リカバーは難しい。
1日350分勉強するとして、1週間倒れたら。2,450分。一日に増やせる勉強時間は、睡眠時間を確保してとなるともう限界近くだから、20分や30分、となると120日〜80日かかるのはあり得るんだよ。
実際には体調が戻るまでに勉強時間は増やすのは難しいから、受験までに間に合わない可能性はある。
やる気がしないと思ったら休む様にね。
このあたり、Cさんは、上手にバランスとれてるから大丈夫だとは思うけど、失敗する可能性として一番高いのは、体調を崩す事だからね。繰り返しておくね。
今後の方針
全て現行計画を継続。
- 明治以降を9月に詰める
- その後、過去問演習に戻る
- 二次の英語・国語でできるだけ取る戦略を継続
- 共通テストは最後のプレまで点数取りに行かない
淡々と、今まで通り進めていこう。
Cさんの強みは、この「淡々と戦略を実行する力」だからね。感情に流されず、計画通りに進められる。この能力が、必ず合格につながる。
全て予定通り。この調子で行けば、普通に合格できる。
失敗するとしたら、体調維持と記録が緩むことだけだ。
でも、今週は記録緩んでるよ。笑
8月は記録が完璧だったから、9月もしっかりね。記録が途切れると、優先順位が狂うし、最高率では進められなくなるよ。
Cさんは計画を守る力がある。だからこそ、記録はしっかりね。記録が出来ていれば、体調崩す可能性も減らせるわけだからね。
いつも期待しています。